1ピリで5得点を奪った早稲田は、2ピリ以降も「取られたら取り返す」鉄板の試合運びで東洋を退けた。

平成30年度関東大学リーグ戦1部A

2018.11.11 東京都西東京市・ダイドードリンコアイスアリーナ

東洋 3(1-5、1-1、1-1)7 早稲田

向かい合って戦闘開始、相手のエンジンがかかる前に鼻っ柱をガツン、ひるんだスキにもう一発。そうして相手をパニックに陥らせて、一気に勝負をつけてしまう。そんな「ケンカの鉄則」通りの戦いぶりで早稲田が東洋に完勝、6年ぶりの優勝が現実味を帯びてきた。

1ピリで流れは決した。矢島雄吾(4年)に代わって1つ目のウイングに入った前田悠佑(2年)が2分、5分に連続ゴールを決める。がぜん盛り上がる早稲田と、ここで引き離されず踏ん張りたい東洋。点差が「3」となるのか「1」となるのかで試合の趨勢が決まる場面で、東洋が痛恨のペナルティ、すかさず早稲田はDF大崎大祐(3年)がスコアし、開始10分で3-0と優位に立った。早稲田は12分にも、ゲームアウトを含む東洋の反則に乗じてDFハリデー慈英(4年)がゴール。東洋はここでGKを古川駿(4年)から水田勇輝(3年)にスイッチ、18分に1点を返すも、1分後に早稲田の主将・FW鈴木ロイ(4年)が決め、この時点で5-1とする。

2ピリ5分、東洋は主将のFW古川誠也(4年)のワンタイマーで2点目。しかし、早稲田は11分にFW青木孝史朗(3年)が鮮やかなドライブを見せて再び4点差に。3ピリも、5分に東洋が反撃の3点目を奪うと、その16秒後にFW生江太樹(2年)が個人技で正面を突破してミドルシュート。実に効果的な得点の取り方で、東洋の反撃意欲を消沈させた。

これで早稲田は1・2次リーグを終えて12勝2敗、勝ち点は37。順位決定リーグで仮に2位・明治に敗れて勝ち点で並ばれても、ここまで明治に連勝しているため優勝が決まるという優位な位置に立っている。しかし、それでもリンクを去る早稲田の選手は、特に派手に喜ぶでもなく整然としていた。勝っても浮つくことのないこの姿こそ、ライバル校にとって一番、厄介なのかもしれない。

早稲田・内藤正樹監督

「立ち上がり、今日の東洋は“来て”いた。厳しかったですよ。今日の勝利は非常にうれしい」

東洋・鈴木貴人監督

「1対1が、すべてのゾーンで負けていた。1ピリのペナルティも痛かったです。ペナルティでリズムがつかめなかった。完敗ですね。残り1戦1戦、気持ちを切り替えてやっていくしかない」

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