2020関東大学リーグ戦・1部リーグA 第7週(12月6日・西東京市・ダイドードリンコアイスアリーナ)

第3試合 明治(5勝2敗・勝点15) 4(0-0、2-2、2-3)5 中央(7勝・勝点21)

中央は、前週までの結果により、60分を終えて同点でも優勝という状況で最終の明治戦を迎えた。最終戦の中央からは、いつも以上にチームの絆が感じられた。中央は選手数が多いためベンチ入りできない選手も多くいるが、ベンチ内外を問わず「中央大学」として戦っている姿が印象的だった。

「6点差以上の勝利」が優勝への絶対条件だった明治は第1ピリオド、DF三浦大輝(3年)、高木聖大(4年)、青山大基(3年)、竹谷莉央人(1年)を中心にリンクを広く使い、明治らしい攻めで押し込む展開が続く。しかし、中央GK館田卓(4年)の好セーブが光り、得点には結びつかない。

一方の中央も、前週の東洋戦から活躍している矢島翔吾(3年)、宮本明朗(4年)、徳光陸(4年)の第1セットのFWを中心に明治ゴールを脅かすが、決め手に欠け、1ピリは0-0のまま終わる。

 

第2ピリオド、早く先制点を奪って試合を優位に進めたい明治であったが、中央がそれを許さない。練習を重ねてきたブレイクアウト、フォアチェックのシステムがハマり、明治は攻撃のリズムをなかなかつかめない。

27分、中央はDゾーンでのフェイスオフから一瞬の隙をついたカウンターで、第3セットのFW渡邊大(3年)、石毛力(4年)がきれいにパスをつなぎ、最後はゴール前の荒木翔伍(2年)が合わせて待望の先制点を奪う。

中央は、第1セットも負けじと24秒後、カウンターから矢島がゴール前でキーパーと1対1になり、冷静に流し込んで2-0とする。

負けが許されない明治も32分、キャプテン・FWの徳田滉也(4年)のパスから佐久間雄大(3年)が強烈なワンタイムを決め、1点差に迫る。

 

さらに明治は勢いに乗り、38分、佐久間のシュートリバウンドを徳田が押し込み、2-2の同点。そのまま2ピリを終える。

 

第3ピリオド、先に動いたのは中央だった。矢島がターンオーバーから自分で持ち込み、バックハンドで決めて勝ち越しの3点目。試合はまたしても明治が追いかける展開になる。

 

追いつきたい明治は、しかし竹谷のペナルティでキルプレーを強いられる。逆に中央は42分、DF米山幸希(2年)のポイントシュートからゴール前の混戦となり、FW権平優斗(2年)が左から叩き込んで貴重な追加点。4-2と、リードを広げた。

 

このままでは終われない明治はその直後、FW下山学路(3年)がゴール裏でパックを奪いシュート。そのリバウンドをFW唐津大輔(2年)が押し込み、またも1点差に。

 

 

ここから追いつきたい明治。しかし、中央の勢いに圧倒され、DFからFWへのパスがなかなかつながらず、ゴールが遠い時間帯が続く。

試合終盤、試合を決定付けたのは、やはり中央の第1セット。またも徳光との連係から宮本がフィニッシュ、ダメ押しの5点目を挙げる。

 

その後、試合終了間際に明治が意地の1点を決めたものの、逆転には至らず。5-4で中央が逃げ切り、4年ぶりの優勝を決めた。

 

ベストは中央からGK館田、DF米山、FW矢島、FW宮本が選ばれ、徳光が最優秀選手賞、新人賞にはDF畑山隆貴が選ばれた。中央以外のベスト6は、東洋からDF石田陸(2年)、FW猪狩大智(4年)が選ばれた。ポイント王は、明治のこの日の4得点のうち3点に絡んだ佐久間が獲得した。

 

 

新型コロナウイルスの影響で、今大会は試合数も少なく、運営面でも選手にとっても難しい大会となった。その中で、厳しい外出禁止の規則を守り、プレーヤー・スタッフ総出で戦った中央が優勝を飾った。〈取材・森健城〉

 

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